2024/04/03 08:42

カカオ農園の支援プロジェクト開始のご案内



いつもVANILLABEANSをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2024年4月3日(水)から、カカオ原産国のひとつであるエクアドル共和国にあるカカオ農園に約3,000本のカカオの苗木を提供する「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」を、ママノチョコレート(株式会社コータロー)と共同で始動いたします。


プロジェクト概要
本プロジェクトは、VANILLABEANS製品の売上金の一部を支援金に当てながら、金銭的に貧しい状況に置かれている若いカカオ農家の人々を中心にサポートを行います。提供する約3,000本の苗木が育ったら、カカオを収穫し、カカオ農家の人々の収益となるまでおよそ3年の期間をかけてお客様と一緒に支援&応援するプロジェクトです。また、収穫したカカオ豆は当店でチョコレートに加工する「Farm to Bar」製品としてお客様への還元を目指します。
今回、プロジェクトのスタート記念として4月3日(水)20時から、公式オンラインショップにて「カカオファンディングセット」の販売をスタートします。当店の看板商品「ショーコラ」を詰め合わせた本商品は、ショーコラ1個あたり24円(1セットあたり384円)がプロジェクト資金に充てられます。
VANILLABEANSは『チョコレートで、つながろう。』をタグラインに掲げ、2007年からフェアトレードチョコレートを使用するなどサステナブルなチョコレート製品の提供を続けてまいりました。今後、本プロジェクトを通して原産国の生活の質の向上、気候変動の緩和、生物の多様性保全の貢献と、SDGsの17のゴールに向けて積極的に課題に挑んでまいります。


エクアドル先住民が守り続ける世界農業遺産「チャクラ」
「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」は、エクアドルのアマゾンに住む先住民によって長年守られ続けてきた伝統的な森林農法(アグロフォレストリー・システム)である『チャクラ』によって進行されます。チャクラシステムは昔からある植物や木を中心におよそ100以上の作物を同時に育てることで、多様な植生が保たれるように維持しています。また、自然に生える植物と計画的に植える植物とで構成されており、植生が豊かなため病気が広がりにくく、農薬や肥料は必要がありません。
さらに、動植物の生態系の保全や気候変動の緩和にも貢献することがわかってきており、2023年2月には国際連合食糧農業機関(FAO)からエクアドルとしては初めての世界農業遺産にも認定されました。
しかしその一方で、多くは現金収入の道が限られ、経済的貧困に直面しています。コンロや冷蔵庫など日本で当たり前にあるものがないのが現状です。本プロジェクトではカカオを育てる生産者の課題解決と、サステナブルなカカオ生産量の増加に寄与するべく実施いたします。


プロジェクトスタート記念商品

商品名『カカオファンディングセット』【WEB限定】
価格:4,649円(税込)
「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」の販売企画第一弾。当店の看板商品、生チョコサンドの「ショーコラ」を簡易包装で16個詰め合わせました。ショーコラ1個につき24円、1セットあたり384円がプロジェクトの支援金として積み立てられます。
内容:【ショーコラ】マイルドカカオ、リッチミルク、カフェプレミアム、ストロベリーチーズケーキ各4個(簡易包装)【おまけ】パリトロ・スイート2個
https://www.vanillabeans.yokohama/view/item/000000000395
期間:2024年4月3日(水)20:00〜  ※数量限定、無くなり次第終了
 


参加企業・団体
<プロジェクトオーナー&資金提供>
チョコレートデザイン株式会社(VANILLABEANS)

<現地コーディネート>
株式会社コータロー(MAMANO CHOCOLATE)

<エクアドル現地の協力組織>
非営利団体Wiñak(ウィニャック)組合



プロジェクトリーダーの想い

今まで、ガーナに学校を建設する「Next Smile Project」、農園の女性を応援する「農園のお母さん応援プロジェクト」の2つのプロジェクトを経験してきましたが、ここ数年はコロナの影響で直接的な支援ができず、もどかしい気持ちがありました。
2023年に「チョコレートで、つながろう」というバニラビーンズの新たなブランドメッセージができると同時に、チョコレートデザインの「チョコレートで世界の幸せをデザインする」というコーポレートメッセージも新設されました。そのメッセージを見た時、「自分たちの手で世界をデザインしていきたい」という強い気持ちが芽生え、それから少しずつプロジェクトの立ち上げに向けて活動していました。そして、そのタイミングでママノチョコレートの江沢さんからお声がけがあり「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」をスタートすることができました。
このプロジェクトが世界の幸せをデザインする大きな一歩となれるよう、バニラビーンズ一丸となって進めてまいります。(販売部 WEB通販グループ リーダー・今村)


ママノチョコレート代表・江沢孝太朗氏コメント

今回、チョコレートデザインさんのエクアドル支援プロジェクトに協力をさせていただくことをとても嬉しく、光栄に感じています。今回のプロジェクトの実施地であるエクアドル共和国ナポ県アルチドナは、先住民キチュア族の人々が多く、6つの国立保護地域とナポ川に囲まれた動植物多様性のホットスポットとしても知られている自然豊かな地域です。伝統的な森林農法であるチャクラ農法は、国連FAOから世界農業遺産に登録され、気候変動対策としても注目されています。
一方で、カカオ農家の多くは金銭的には貧しい状況に置かれており、多くの家庭ではコンロ、冷蔵庫、テレビ、インターネット等がありません。
自分の農園を持つことができない若い農家に、カカオの苗木を寄付して初めての農園を持ってもらうこのプロジェクトは、「チョコレート会社」「現地農業組合」「カカオ農家」が協力して行う先進的な取り組みとして注目されるものになると思います。そして、お客さんもこのプロジェクトの大切な参加者です。お客さんがチョコレートに支払った費用からこのプロジェクト資金は出ています。このプロジェクトに関連する商品を買ってくださったお客さんも、エクアドルアマゾンの若いカカオ農家とカカオの苗木の成長を一緒に見守っていきましょう。3年後、みんなの想いが詰まったカカオを収穫して、美味しいチョコレートが食べられますように!


非営利団体Wiñak(ウィニャック)組合 シャキーラ・チャベス氏コメント

私はシャキーラ・チャベスです。エクアドル・ナポ県の出身で、2022年からウィニャック組合で仕事をしています。
植林やリーダーシップスクール、在来種の多様化、祖先から受け継いだ知識の保全に力を入れたプロジェクトに関わっています。このプロジェクトは、若者たちが環境に優しい方法でカカオを栽培し、環境保全に貢献することを目指すものです。参加している若者たちは、カカオ栽培の全工程について学び、専門チームからのサポートも受けられます。このプロジェクトはとても特別で、ウィニャックにとって重要な3つのポイントに焦点を当てています。一つ目は、若者と女性の参加を促すこと、二つ目はチャクラシステムの生産を促進すること、そして三つ目は経済的な収入の機会を作り出すことです。若者にとってなぜチャクラが重要かというと、カカオ栽培を通じて収入を生み、それが家族やコミュニティの生活条件を改善することに繋がるからです。家庭はもちろん、地域社会全体にとっても大きな影響を与えます。私たちは、チョコレートデザインからの支援に深く感謝しています。このプロジェクトにより、若者たちは自分たちの収入を得て、社会に貢献し、家族や環境を支えることができるようになります。
お客さんがこのチョコレートを買うことが、エクアドルアマゾンの若者のカカオ栽培を支えることにつながります。​​​ぜひ、チョコレートデザインのチョコレートを買って応援してください!
 

MAMANO CHOCOLATE(ママノチョコレート)について

ママノチョコレートは、エクアドルの豊かな熱帯雨林で栽培される世界でわずか2%の希少なアリバカカオ専門店です。現地の先住民組合との10年以上のパートナーシップによって、最高品質のカカオからチョコレートをお作りしています。豊かなテロワールから生まれる華やかな香り。公平で透明な取引、熱帯雨林保護、農薬化学肥料不使用、児童労働ゼロを約束。本物を知る人へお届けします。2023年7月、世界で最初の『チャクラ認証』取得企業となりました。

MAMANO CHOCOLATE 公式サイト:https://mamano-chocolate.com/